ピッキングとはどのような作業なのか
ピッキングとは物流倉庫や工場内でおこなう作業の1つで、伝票や指示書に従って保管場所から商品を選び所定の場所へ集めることです。正確性と迅速性を求められますが比較的簡単な作業であることから初心者や未経験者でも採用されやすいです。もちろん取り扱う商品が海外製品であれば語学力を求められることもありますし、高い棚から大きな荷物を下ろす作業を伴う場合はフォークリフトの免許が必要なこともあります。 ピッキングには2つの種類があります。商品集めから出荷までをオーダー単位にして、1つの作業にする方法と、複数のオーダーの商品をまとめて集め、最後に仕分けをして出荷する方法です。それぞれ特徴があるので物流の規模や出荷数、商品の種類などでどちらを採用するかが決まります。
シングルピッキングの特徴と比較
2種類のうち、オーダー単位で商品を集める方法をシングルピッキングといいます。棚から商品を取る様子が、まるで摘み取っているように見えることから摘み取り方式ともいわれます。商品集めから発送までの作業を1つの流れでおこなうので、出荷までのスピードが早くミスがあっても修正しやすいです。ただしオーダーの数だけ倉庫内を往復することになるため担当者の体力的な負荷を考えて、商品の種類は多いが出荷数が少ない場合に採用されます。
これに対して複数のオーダーの商品を集める方法をトータルピッキングといいます。集められた商品を仕分け場所でオーダー単位に分けて出荷します。仕分け作業がまるで種をまいているように見えるため種まき方式ともいわれます。シングルピッキングと比較すると工場内の往復時間を短縮できますが、仕分け作業のための場所と人員が必要になるので商品の種類は少ないが1商品あたりの出荷数が多い場合に採用されます。
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